2006年06月23日

RDI「対人関係発達指導法」―対人関係のパズルを解く発達支援プログラム(ブックレビュー)

自閉症/アスペルガー症候群 RDI「対人関係発達指導法」―対人関係のパズルを解く発達支援プログラム
著者:スティーブン・E.ガットステイン /足立佳美
出版社:クリエイツかもがわ /かもがわ出版
発行年月:2006年06月

手配中でまだ未読だが、期待の一冊。
こちらのブログによれば、
「自閉症の“根治”を目指すと謳っているけれど、その内容は決して奇抜なものではなく、健常発達児がいかに対人関係スキルを獲得していくかをきちんと把握したうえで、その過程を自閉症スペクトラム児に丁寧に関わりながらじっくり伝えていく、というのが基本」
とのこと。
出版社のHPでの紹介文を読むと、ますます期待が膨らむ(これぞまさに私達(自閉症児の親たち)が求めていた療育法か!?)。
以下は、その抜粋。


■対人関係発達指導法(RDI)は、1996年にはじまり、今も進行中の、臨床発達と研究に関するプログラムから生み出された成果です。
■RDIは、世界中の第一線の研究所の人びとが科学的に合意するに至った内容を土台とした、自閉症治療の新しい時代を代表するものです。
■RDIがめざしているのは、このような障害に対する、系統的で長期間に及ぶ治療教育を行うことによって、自閉症スペクトラムの人たちが、結婚したり、親から自立したり、家族に対して何らかの貢献をしたり、あるいは、意義のある職業についたり、お互いに満足できる友情を発展させたりする可能性を取り戻すことです。
■集中的かつ徹底的に、認知・情動・社会面における再構築を行いさえすれば、自閉症スペクトラムの人たちも、神経系による情報処理の柔軟性と複雑性を発達させ、新しい脳神経回路を築くことができる――これが、RDIの基礎となっている信念です。
■現代の神経学的な研究によって、人間の脳が一生を通して驚くべき可塑性をもっていることが明らかにされてきました。脳は人間の成長のある時点で「固定」されるものではなく、また、この年齢を超えるともう変化が起こせない、といった「臨界年齢」もないのです。
■RDIのプログラムの中心となる目標は、自閉症スペクトラムの子どもの親を訓練して、かれらの子どもの活発な知性が先へ先へと発達し続けられるように、指導者としての役割を担ってもらうことです。
RDI指導を最低8か月受けた自閉症スペクトラムの子どもたちは、自閉症診断法として最も評判の高い、自閉症診断観察尺度(ADOS)を用いた測定で、核となる自閉症の症状が有意に減少していました。平均16か月の指導を行った後では、50%を超える子どもたちが、ADOSの基準によれば、もはや自閉症スペクトラム障害と判定されなくなっていました。対照的に、従来の集中的指導法を受けていた子どもたちでは、これらの核となる領域で有意な改善を示しませんでした。RDI指導を受けた子どもたちは、また、通常の教室内で支援を受けずに行動することや、予期せぬ変化に対して柔軟に、また情緒的にも前向きに対応することが、以前よりはるかにうまくできるようになっていました。
posted by pompoco at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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